院長の谷崎剛平です。私は学生時代から心臓の病気に興味があり、東京女子医科大学病院、榊原記念病院、仙台循環器病センターで、循環器の救急診療及び不整脈の最先端の治療を学び、経験を積んでまいりました。
私が医師になって27年、医療は進歩し続け、専門としている循環器の領域でも、新しい治療法が次々と開発されています。またその治療法の選択は患者さん自身が行うという考え方が一般的になってきています。しかし日々の臨床の中で私は、患者さんは『満足できる治療』を選べているのだろうかという思いを抱くようになっていました。患者さんが正しく選ぶためには、専門家が十分に時間をかけて説明する必要があります。しかし患者さんの数も多く、仕事内容も広範にわたる専門病院の外来では、困難なこともあると感じていました。これからはこのクリニックで、私の持っている専門的な知識を活かし、様々な社会環境を有する患者さんの立場に立った「最良の治療方法の選択」のお手伝いをすることが、大切な仕事の一つと考えています。
もう一つ大切な仕事として力を入れたいことは「健康寿命の延伸」です。超高齢化・人口減少の現代においては、病気にならないことや、寝たきりにならないことは大切なことです。代表的な循環器病である狭心症や心筋梗塞は、生活習慣病の延長線上にあります。高血圧症や糖尿病、コレステロールの異常などを適正にコントロールすることで、病気の発症の予防につなげたいと考えています。また健康寿命を短くする最大の要因である脳卒中は、そのうちのおよそ3割は心臓病に起因するもので、その多くが心房細動による血栓症が原因と言われています。不整脈、特に心房細動の治療は私の専門分野であり、適切な薬物療法のみでなく、榊原記念病院でのカテーテル治療の際にも、担当させていただくことが可能です。継続したコントロールで脳卒中予防に貢献します。
その他、循環器病に限らず、健診で指摘されたわずかな異常や、ちょっとした心身の不調など、どのようなことでもお気軽にご相談いただけるクリニックにしたいと考えております。皆様からのご相談を心よりお待ちしております。
- 院長
- 谷崎 剛平